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新型インフルエンザ関係

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家に遊びに来ていた親戚の子供が高熱を出したため受診したところ、インフルエンザということが確認されました。
家には生後2週間ほどの子供がいますが、予防法、対策などについて教えてください。

青森県のHPに「新型インフルエンザ~自宅療養のポイント~」や「新型インフルエンザに関するQ&A」が掲載されていますので、ご確認ください。
なお、生後まもないお子さんの感染の有無は不明ですが、毎日の検温、周囲の方々も手洗いやうがいの励行、咳エチケット(マスク着用)、定期的に部屋の換気を行うなどの対策があげられています。
また、何かしらの症状が現れた場合は早めに医療機関を受診するようにしてください(この場合、医療機関に予め連絡してから受診願います)。
詳細についての相談窓口の連絡先は、
 青森県保健衛生課 TEL:017-734-9284
 青森市保健所   TEL:017-765-5282
となっています。

9-2

新型インフルエンザについて、関係機関から情報を集めて対応していますが、今後の対応についてアドバイスをお願いします。
(1)家族が発症した場合、従業員には出勤を自粛させるべきか?
(2)家族が発症した場合、本人に症状が現れていなくても検査を受けさせるべきか?
(3)濃厚接触者への検査の有無、マスク着用の必要性等について
(4)消毒用アルコールの適正な配置場所はどこでしょうか?

(1)について
従業員も感染している可能性があり自粛させるべきです。
潜伏期が1~7日ですので1週を目安とします。


当該者に対して有給扱いとするかどうかは、法律上決まった形のものはありません。ただ、労働基準法では、使用者の責に帰すべき事由により労働者を休業させた場合には、休業手当の支払い(平均賃金の60%以上の額)が必要と義務付けています。これに関連し、平成15年に流行したSARS(重症性呼吸器症候群)について、厚生労働省が労働局に示した判断基準によると、「罹患した場合」、「罹患が疑わしく医療機関の受診により休業する場合」には、休業手当の支給は必要ありませんが、「罹患が疑わしいため、会社の自主的な判断で休業をさせる場合」には休業手当を支払わなければならないとされています。

新型インフルエンザについて、この通達がそのまま当てはまるのかはわかりませんが、仮にそのような事態になった場合には労働基準監督署に相談してみたらいかがでしょうか。  また、緊急事態に対する会社の事業継続計画(BCP)の策定のほか、就業規則などでもこのような感染症に対する感染予防措置をとるための休業措置や社員に自宅待機の措置を行うための規定の整備など会社内のルールを定めておく必要もあろうかと思います。

以下、新型インフルエンザ対策本部による「基本的対処方針」に関するQ&Aよりの抜粋です。(厚生労働省のHPに掲載されています。)

(問)国では、各省庁の事業や職員について、どのような措置を講ずるのですか。
(答)職員が感染者と濃厚接触した可能性がある場合には、発熱相談センターに相談の上、その結果を職場に連絡させ、必要に応じ、特別休暇を取得するよう呼びかける。
→ 平成21年5月22日新型インフルエンザ対策本部

(問) 濃厚接触者について、外出自粛の協力を求めることとしているが、職務の継続可否についてはどのように判断すればよいか。
(答)職務の必要性や職務の内容に応じて、可否を判断する。たとえば、他者と接触する機会がほとんどないような職務内容となるよう工夫すれば、職務の継続が可能となると考えられる。
→ 平成21年6月26日厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部

・自宅療養する期間について
発熱、咳、のどの痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状が続いている間はできるだけ外出しないで下さい。症状が始まった日から5日以内に症状が無くなった場合は、症状が始まった日から7日目まで又は熱が下がった日から2日を経過するまでは、できるだけ自宅に待機して下さい。
症状が始まった日から6日以上症状が続く場合は、熱が下がった日から2日を経過するまでは、できるだけ自宅に待機して下さい。
→ 平成21年6月26日 厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部

(2)について
TV報道では簡易検査を全面的に信頼することの危険性を専門家が指摘していました。あくまでも臨床症状により判断すべきとのことでした。ある程度日数が必要でしょう。

(3)について
上記を参考にしてください。

(4)について
人が多く集まる場所や外部からの出入りの多い場所が第一選択と考えます。トイレは別の意味で手洗いが必要です。手をこまめに洗いましょう。特に咳、くしゃみをした後には手を洗うことを心がけましょう。石けんと水道水(温水)で、15~20秒間は洗いましょう。水が使えない場所では、アルコール手指消毒剤(ジェルなど)も効果的です。スーパー、薬局で買い求めることができます。
→ 平成21年6月26日厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部

なお、新型インフルエンザに関する情報は日々変化しているようです。厚生労働省HPや国立感染症研究所HPにも最新情報などは掲載されていますので、参考としてください。

9-1

新型インフルエンザの行動計画を作成中です。例えば、従業員が発症しその直前に勤務していた場合、清掃、消毒時の作業者の服装について、不織布マスク、ゴム手袋のほかに、
・作業衣は防止がついたつなぎタイプのものが必要ですか?防止がつかない袖付きの予防衣タイプのものでもよいのですか?
・予防衣タイプの作業衣を着用した場合、防止は必要ですか?
・シューズカバーは必要ですか?
・ゴーグルは必要ですか?
また、発症者を移動時に介助する時の服装も清掃、消毒時に準じていいのでしょうか?

平成21年2月17日に策定された『新型インフルエンザ対策ガイドライン』の「第2章 新型インフルエンザの基礎知識」-「2 基本的な新型インフルエンザ対策」-「(2)個人や事業者が実施できる具体的な感染防止策」-「4)職場の清掃・消毒」が非常に参考となりますので、抜粋してご案内します。

4)職場の清掃・消毒
(目的)
・周囲への接触感染の防止

(効果)
・感染者が咳やくしゃみを手で押さえた後や鼻水を手でぬぐった後に、机、ドアノブ、スイッチなどを触れると、その場所にウイルスが付着する。ウイルスの種類や状態にもよるが、飛沫に含まれるウイルスは、その場所である程度感染力を保ち続けると考えられるが、清掃・消毒を行うことにより、ウイルスを含む飛沫を除去することができる。

(方法)

  • 通常の清掃に加えて、水と洗剤を用いて、特に机、ドアノブ、スイッチ、階段の手すり、テーブル、椅子、エレベーターの押しボタン、トイレの流水レバー、便座等人がよく触れるところを拭き取り清掃する。頻度については、どの程度、患者が触れる可能性があるかによって検討するが、最低1日1回は行うことが望ましい。消毒や清掃を行った時間を記し、掲示する。
  • 従業員が発症し、その直前に職場で勤務していた場合には、当該従業員の机の周辺や触れた場所などの消毒剤による拭き取り清掃を行う。その際作業者は、必要に応じて市販の不織布製マスクや手袋を着用して消毒を行う。作業後は、流水・石鹸又は速乾性擦式消毒用アルコール製剤により手を洗う。清掃・消毒時に使用した作業着は洗濯、ブラシ、雑巾は、水で洗い、触れないようにする。

*食器・衣類・リネン
食器・衣類・リネンについては、洗浄・清掃を行う。衣類やリネンに患者由来の体液(血液、尿、便、喀痰、唾液等)が付着しており、洗濯等が不可能である場合は、当該箇所をアルコール製剤を用いて消毒する。

*壁、天井の清掃
患者由来の体液が明らかに付着していない場合、清掃の必要はない。患者由来の体液が付着している場合、当該箇所を広めに消毒する。

*床の清掃
患者が滞在した場所の床については、有機物にくるまれたウイルスの除去を行うために、濡れたモップ、雑巾による拭き取り清掃を行う。明らかに患者由来の体液が存在している箇所については、消毒を行う。

*事業所の周辺の地面(道路など)
人が手であまり触れない地面(道路など)の清掃は、必要性は低いと考えられる。

(消毒剤について)
・インフルエンザウイルスには次亜塩素酸ナトリウム、イソプロパノールや消毒用エタノールなどが有効である。消毒剤の噴霧は、不完全な消毒やウイルスの舞い上がり、消毒実施者の健康被害につながる危険性もあるため、実施するべきではない。


*次亜塩素酸ナトリウム
次亜塩素酸ナトリウムは、原液を希釈し、0.02~0.1w/v%(200~1,000ppm)の溶液、例えば塩素系漂白剤等を用いる。消毒液に浸したタオル、雑巾等による拭き取り消毒を行う、あるいは該当部分を消毒液に直接浸す。


*イソプロパノール又は消毒用エタノール
70v/v%イソプロパノール又は消毒用エタノールを十分に浸したタオル、ペーパータオル又は脱脂綿等を用いて拭き取り消毒を行う。

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